こりゃあ、中々凄い映画…
勝手に全然違う内容を想像していた。
お金は掛かっていそうだが
満足度は反比例であろう。
誰がどう観ても面白いとはならないのでは?
このレビューはかなり辛口になる事が予想される為、先に申し上げときます。
まず、脚本。
弁護士がパーティ後に自宅へ帰り朝になると
横で女性の死体が寝ている。
焦って警察を呼ぶも、逃げないと殺すと警官に言われて逃亡。
一体誰が、何故、こんな事?というお話…のはずだが、、
●軸に関係の無い枝分かれした細かい話が
多いのに纏まっていない。
主人公刑事の過去。
主人公弁護士の過去。
弁護士のアリバイ関係者の女の過去。
弁護士と恋愛関係になりそうな女の仕事。
製薬会社の悪事。
とまぁ、などなど。
こんなに無駄話を作っておきながら
放置される話などもあったりと
とことん酷い。
アクションシーンに関しては
良い部分が多いのではないか。
刑事と弁護士が手錠を繋ぎの戦闘は
縛りがある分他では観ない戦いとなっている。
銃の装填を片方がアシストであったり
片手で銃の持ち方を変えたりと
細かい点であるがカッコよく映るシーンは多い。
が
CGが意識をずらされるほど違和感。
内容に集中出来なくなるほどであれば
むしろ使わない方が良い。
カーチェイスに役者の顔面カットや
ボートシーン。
そういう演出の部分が今作の弱み。
バリバリのアクションを行なっている屋内での戦闘中に
何故ウエディングドレスを持ってくる。
そして何故その瞬間だけ銃撃音は止む。
とまぁ、基本的なところだけでも
数多くの場面が印象に残る。
そして、それらの細かい点を言えば
他の作品であれども気になるところは多々ある。
しかし、今作でそれらが特に気になるのは
やはり内容の軸自体がしっかりとしていないからではないか。
あと
英語、日本語が下手。
というか中国人に日本語を喋らせるのか
吹替にするのかは統一すべし。
実写ルパンの様に全編吹替にするなどの方が
ごちゃごちゃしなくて観やすい。
日本と中国の合作よりも
日本人ちょい出しくらいの中国映画にすべき。
あー、良き映画でした