さよなら種田

マンハントのさよなら種田のレビュー・感想・評価

マンハント(2018年製作の映画)
2.6
こりゃあ、中々凄い映画…

勝手に全然違う内容を想像していた。

お金は掛かっていそうだが
満足度は反比例であろう。

誰がどう観ても面白いとはならないのでは?

このレビューはかなり辛口になる事が予想される為、先に申し上げときます。


まず、脚本。
弁護士がパーティ後に自宅へ帰り朝になると
横で女性の死体が寝ている。
焦って警察を呼ぶも、逃げないと殺すと警官に言われて逃亡。
一体誰が、何故、こんな事?というお話…のはずだが、、

●軸に関係の無い枝分かれした細かい話が
多いのに纏まっていない。
主人公刑事の過去。
主人公弁護士の過去。
弁護士のアリバイ関係者の女の過去。
弁護士と恋愛関係になりそうな女の仕事。
製薬会社の悪事。
とまぁ、などなど。

こんなに無駄話を作っておきながら
放置される話などもあったりと
とことん酷い。


アクションシーンに関しては
良い部分が多いのではないか。
刑事と弁護士が手錠を繋ぎの戦闘は
縛りがある分他では観ない戦いとなっている。
銃の装填を片方がアシストであったり
片手で銃の持ち方を変えたりと
細かい点であるがカッコよく映るシーンは多い。

CGが意識をずらされるほど違和感。
内容に集中出来なくなるほどであれば
むしろ使わない方が良い。
カーチェイスに役者の顔面カットや
ボートシーン。

そういう演出の部分が今作の弱み。

バリバリのアクションを行なっている屋内での戦闘中に
何故ウエディングドレスを持ってくる。
そして何故その瞬間だけ銃撃音は止む。

とまぁ、基本的なところだけでも
数多くの場面が印象に残る。

そして、それらの細かい点を言えば
他の作品であれども気になるところは多々ある。

しかし、今作でそれらが特に気になるのは
やはり内容の軸自体がしっかりとしていないからではないか。

あと
英語、日本語が下手。
というか中国人に日本語を喋らせるのか
吹替にするのかは統一すべし。
実写ルパンの様に全編吹替にするなどの方が
ごちゃごちゃしなくて観やすい。


日本と中国の合作よりも
日本人ちょい出しくらいの中国映画にすべき。

あー、良き映画でした
さよなら種田

さよなら種田