shibamike

22年目の告白 私が殺人犯ですのshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

中盤まではハラハラしながら観ていたが、終盤で失速の感じ。興奮、緊張のピークはニュース番組に一同が会した所で、そこからあとは自分的に盛り上がらず。中村トオルが逮捕を悔しがったりしたら、観客にカタルシスが多少あったのではと思った。自分にはカタルシスはなかった。

中村トオルの犯行動機がテロリストの拷問から来たものというのは分かったけど、被害者をどうやって選んだのかがよくわからず。大事な要素だと思うが描写なし。原作には描写あるのだろうか?
劇中で言っていたのかも知れないが、中村トオルが何で犯行5件でパタリとやめたのかもよくわからず。完全に自分の印象だけど、中村トオルは悪役とかシリアルキラーに見えない。ゼッテーいい人そうと思ってしまう。
藤原竜也は何故、中村トオルの別荘の地図をテレビ局の時点で盗んだのか。怪しいと気付いたのは帰ってからでは?
とりあえずスッキリしない箇所が何点かあった。

藤原竜也は整形顔っぽいってことでいいのだろうか。

中村トオルが言う通り、大切な人が目の前で殺され、自分だけ何故か生かされる、というのは不謹慎ながら、興味深いと思った。どうしていいかわからなくなり、もがき苦しみ、理由をひたすら求める。そもそものテロリストたちはどうして中村トオルを生かしたのかから気になる。宗教的な背景があるのだろうか。

冒頭、阪神淡路大震災の映像から現在まで映像がかけ上がっていくシーンはカッコ良かった。伊藤英明の妹が部屋の電灯が揺れているところから目を離せなくなるシーンは非常に印象的だった。やはり壮絶な出来事だったのだなと。
プロポーズ中にシャランQのシングルベッド流したのはご愛嬌か。当時でもダサい。

それにしても平成の出来事を羅列されて、自分も年とる訳だわと寂しく家に帰った。
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