矢吹健を称える会

22年目の告白 私が殺人犯ですの矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

2.8
 オリジナルも見ているので話の流れはおおむね知っていたつもりだったのだが、肝となる一点を除くほぼすべてを忘れていたので、その点においては大いに楽しんだ。一部展開・キャラクターについてもケレン味が増していて、良くも悪くもという感じではある(藤原竜也がステーキ食べながらワイン飲んでるのは笑った。豪華ディナーかよ)けれど、リメイクする以上はそれくらいするべきだと思う。
 ただ、記憶に残るシーン、強烈な映像というのがない。

 そもそも見た映画館が悪くて、シネスコの映画をヴィスタのスクリーンに平気で映している。それに加えて本編でも画面のサイズが変わる(最初は報道映像のみかと思ったのだが、どうも回想シーンの多くがヴィスタになっていたような気がする)。なんでこんなめまぐるしく画面の大きさを変えなくちゃいけないんだ。どうでもいいことだと自分でも思うけど、気持ち悪くて仕方ない。あと画調が冴えない。ぼやーっとしていて、こういう画面が以前にもあったなあと思ったらやっぱり『日本で一番悪い奴ら』を撮った人だった。まあこれも好みの問題だと思うが。