かなり没入した。一連の報道を、現実の世界で見ている気になれた。
ただ、没入感が強いほど共感もしてしまうので途中で何度も怒りと悲しみで頭がくらくらした。
1995年って異様な年だったな、と改めて思わされた。当時大阪で阪神大震災を経験してるので、被災して生き残った人の思考も、わからないことはないなというか、そう思わせるような空気感は確かにあったな、と思う。
サスペンスとしては「もしかして…?」と思わせて、「あっ違ったか」と思わせて、更に…という構成が非常に上手かったなと感じた。
人を不安にさせるようなノイズを乗せた音楽もとても良かった。
ただ、野村周平は適任ではなかったんじゃないかな…そこだけ残念。