アツ

22年目の告白 私が殺人犯ですのアツのレビュー・感想・評価

4.0
【今回は叫ばないんだね】
そんな1本。

オリジナル版
[殺人の告白]が
サスペンスと思わせながら
まさかのコメディアクションだったので
リメイク版も気になり鑑賞。

連続殺人という重いテーマを
混沌とした当時の日本の時代背景に
上手く絡めて
きっちりサスペンスものとして
仕上げられていました。

オリジナル版を観ているが故の
楽しみ方だとは思いますが
中盤からの展開は
凄くいい改変で新鮮でしたし
時効トリックの設定は
リメイク版のほうがかえって良かったと
思います。

終盤の展開は
オリジナル版は怒涛のアクションで
強引に盛りに盛っていきますから、
リメイク版の尻すぼみ感は
否めなかったですね。

エンドロール手前の
あのシーンは個人的には蛇足だったと
思います。

オリジナルもリメイクも
それぞれの特徴が出ていて
両方観ても両方楽しめた
映画でした。

ただ、一つ残念なのは
藤原竜也さんが叫ばなかったことです。

普段あまり邦画を観ないので
あの『何でだよおおお!!』的な
シャウトを楽しみにしていたのですが。
そこだけがなんとも心残りです。
アツ

アツ