わい

ギフト 僕がきみに残せるもののわいのレビュー・感想・評価

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2017年138本目

ALSを発症した元アメフトのスター選手が生まれてくる子供のためにビデオメッセージを撮り。。って話で、予告で観たくなった。

難病ものって、家族の絆とか、大変でもそれを乗りこえて~的なものがあるけど
このドキュメンタリーで映し出される現実に言葉も出ない。
日々出来なくなることが如実すぎて。会話も、動きも・・
特にある治療をして悪化した後の様子。
それでも家族の、同じ病と闘う人たちのために、どんなに辛くても諦めない。
本人も奥さんも強いだけじゃない、普段の姿を見せてくれる。

心動かされた会話や言葉は多くあるんだけど、特に父親との信仰を含めた会話が泣けた。
もう流暢に話せないからこそだし。
あと父親の本音を聴くインタビューと、父親の言葉も。
それと、自分が不甲斐なくて、殴りたい。でも動けず出来ない、
せめて叫ぼう、、叫んだ声の張のなさは観てて辛かった。
本人はもっとだろうと思った。

でも本編終了後に、来日した奥さんのインタビューで
出来なくなることは全て出来なくなったから、逆に変わらない日々になり
幸せ?に生活しているみたいなことがあって。
もちろん24時間介護が経済的にも人的にも出来る環境にある前提だけど、
失う絶望感、恐怖みたいなのから解放されているのかなと。
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