正直、どう感想を書いて良いのか分からない。
率直に言えばこれはプライヴェートビデオにドキュメンタリー要素を加えた作品だけれど、プライヴェートビデオのまま保たれている。家族に記録であり、それを観てじゃあどう思えばいいか。私には消化しきれないでいる。
この家族が強く素晴らしいのは確かだ。病気の進行がリアルに進む様はとても残酷だし、家族の葛藤もきちんと描かれている。
ではなぜこんなにすっきりしないのだろう。素直に感動できればいいのに。
個人的な意見でしかないが、前半は冗長だと思った。もっとなんというか、スパッと描けた気がするのだ。あと時折挟まる葛藤的なエピソードをもっと深掘りできなかったものか、と思う。
ということをごちゃごちゃ考えてはいけない映画なんだろうなとも思い、自分のものの見方を試されている気がしてしまった。
