だだもれ

ギフト 僕がきみに残せるもののだだもれのレビュー・感想・評価

4.2
元NFL選手のスティーヴ・グリーソンさんが難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されてから生まれくる子どものために撮りはじめたビデオ日記を111分に詰め込んで映画化した作品

111分間すべてがビデオカメラで撮影された家族の姿を映しており、そこには楽しいひと時もあれば、辛い時、嬉しい時、悲しい時、様々な家族の姿が描かれていた。

子どもが産まれた時、自分は我が子をその手で抱きしめられるだろうか?
子どもが話せるようになった時、自分は自らの声で我が子と会話ができるだろうか?

日に日に体の自由が効かなくなっていくという恐怖の中で強く生き、愛する子どもの為に父親として残せるものを必死にビデオ日記で残し続けるグリーソンさんの姿は1人の人間として、そして1人の父親としてたくましく、胸をうたれた。