まさなつ

ギフト 僕がきみに残せるもののまさなつのレビュー・感想・評価

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実は今入院中でかれこれ1カ月以上になります。当初は2週間くらいの予定が手術後に合併症があり長引いているのですが、そんなタイミングで観たこともあってかこの映画はとても心の奥底に響きました。

もちろん、主人公である元アメフトのスター選手だった彼の、ALSという難病とは比べ物にならない状況であるので、「その程度で何を落ち込んどんねん!」と自らの甘さを戒められた思いです。

発症率の低い病気になった時、最初の壁は「なぜ自分なのか?」という事ではないでしょうか。この壁は結構高いと思います。

頭で考えたように自らの身体が動かせないという状況の過酷さは想像も出来ないですが、彼の精神力や決断には、「勇気を貰えた」などという安易な言葉では表現できない、何か熱いものがこみ上げてくる思いです。

信仰に対する父親との確執や一番身近にいる奥さんの苦悩にも心が揺り動かされます。

とても冷静な感想は綴れないですが、このタイミングで観て本当に良かったです。
まさなつ

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