ラストレシピ 麒麟の舌の記憶のネタバレレビュー・内容・結末

「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」に投稿されたネタバレ・内容・結末

セリフ一つ一つまで丁寧に作り込まれた映画。
前半の登場人物がほぼ全て過去と現在で繋がってるっていう出来過ぎ感はあるけど、伏線を一気に回収してラストまで持っていくサスペンスみたいなスピード感があるのでダラっとしなくて観やすい。
遺影の前でカツサンドを食べた時の一言と表情で主人公の性格、心の変化をしっかり表現してる。
この一言でエンドロールにいって欲しかった。
それで十分その後の展開は想像させられたはず。
二宮くんが人を救い沢山活躍していく映画かと思ったら何やらちょっと違う。観ないと分からない事ってあるものだ。料理の美味しそうな雰囲気は勿論大事にしている。お腹がすく。
全体的に二宮くんの出番は少ない様に感じたが、きっと彼は演技が好きなんだろうと思った。私も人が好きな事をしている姿が好きだ。そんな映画だ。
面白かった。一度食べた味は、絶対に忘れない。
麒麟の舌を持つ山形正太郎の料理に対する情熱。
それを支える妻、千鶴。千鶴の言葉が深い。
「信じて、回りの人を。世界中の人が喜ぶ料理を。」
大日本帝国食彩膳石に隠された陰謀。悲しい結末。
麒麟の舌を持つ佐々木亨。
ラスト、真相にビックリ!!
大切なものは、すぐ近くにあった。後半は、胸が一杯に。
「料理は、人を幸せにするもの。人を笑顔にするもの。」
閉ざされた、ただ窓が1つある部屋で西島さん演じる が殺されるのは切ない
 1人の男のためにいろんな大人がお金と時間と労力をかけて気づかせる話。

 映画に出てくる料理の数々が美味しそうでお腹の減る映像の数々で料理を作った人たち撮影をした人たちの素晴らしい仕事が堪能できる映画でした。

 物語はどんな料理でも再現できるという無茶苦茶な能力を持つ主人公が大日本帝国の命令で作られたという伝説のレシピを再現してほしいってんで、満州国でそのレシピを作った男の足跡をたどりながら、しだいに真相が明らかになっていくという構成でした。

 冒頭からフリーランスで働いていて一品料理を作って、それで何百万と報酬をもらうという無茶苦茶な仕事っぷりをする主人公が凄かったです。しかも借金まみれらしいという。満州に理想を胸に抱いた料理人が奥さんや助手たちと料理を作っていって周囲を感動させていくのを主人公と一緒に勉強していく作りは退屈はせずに見ることができました。

 ただ伝説のレシピの真相が明らかになるにつれて、どんだけ時間と労力とお金をかけて主人公に気づかせるのを主人公の周囲の人間が行っているのがわかって無茶苦茶さだけが強調されてしまっているようでした。しかも主人公の親族はみんな不幸な出来事に襲われすぎているのも笑いそうになってしまいました。出てくる日本軍もステレオタイプな悪い軍人の描かれ方で面白みはなかったです。しかも天皇の料理に毒を入れて、それを中国人のせいにしてどうしたかったのかとかわからなかったです。

 料理の数々が美味しいそうなのがよかったですが、料理シーンってよっぽど工夫しないと料理している人以外の周りの人たちはただ突っ立っているだけでリアリティがないんだなと勉強になる映画でした。

 とはいえ邦画大作らしい教科書みたいな全うに作られた映画でよかったです。
すごく壮大な家族の記録だった。
二宮くんより西島さんのほうが出演時間長いかんじ。

評判良くないって聞いてから見たからかなり面白く感じた。
【感想】
ニノの食べ物を食べた後の表情が凄く良かった。話さないけど、美味しくて感動してるのが伝わってきた。
鎌田さんが目の前で山形を殺され、自分だけが裏切ってる感覚を持ちながら、過ごしてきたことを考えると、一番辛かったろうなと思う。
ストーリーも良かった。

【ストーリー】
一度食べた物の味は忘れずに完璧に再現できる男、佐々木充(二宮)はすずらん園という孤児園出身の料理人。彼は、一度自分で店を持ち、繁盛していたが、彼の妥協できない性格が原因で、店の従業員や客は離れていき、最後は彼ともう1人同じすずらん園出身の人しか残らず、佐々木は何千万という借金を抱えてしまう。
それから、彼は最後の料理を一回百万で作る料理人となり、借金を返済していた。
すずらん園の園長が亡くなっても顔は出さなかった。そのタイミングである依頼が舞い込む。
それは中国の楊という人からの依頼で昔、彼が山形直太朗と鎌田という日本人と作ったレシピ 大日本国菜食全席を作ってほしいというもの。
そのレシピが今どこにあるかわからず、佐々木はそれを探す旅に出る。
山形という男は麒麟の舌を持つ男と呼ばれ、彼も一度食べた味は再現できる人間であった。
彼の話を聞く為、鎌田やロシアの友人、そして、最後は楊から話を色々聞いてわかったこと、それは、下記の通り。
1. 山形は千鶴という妻がいたが、幸という娘を出産した時に、亡くなっていた。
2. 幸は充のお母さんで、幸はレシピを元にお店を開いたが、その日に隣の店が火事を起こし、それが原因で火が燃え移り、レシピを取りに幸は店に戻り、死んでしまう。
3. 山形も最初は自分の腕だけを信用していて、みつると同じく、周りに厳しかった。
4. 千鶴の死後、それが間違いだと気づき、仲間達と四年の歳月をかけ、レシピを完成させる。
5.しかし、そのレシピは毒を盛り、天皇の暗殺未遂とする為の偽りのレシピであった。(楊が毒を盛ったということにし、中国との関係を悪化させ、満州から中国人を追い出す為)
6. 鎌田は最初から山形と楊を監視する為のスパイであった。(しかし、鎌田も料理や仲間が好きで苦悩の日々を送っていた。)
7. それを知った山形はレシピを信用できるロシア人の友人に託し、楊を店から追放する。
8. その後、料理を食べお披露目の時に、軍人の目の前でレシピを燃やし、処刑されてしまう。
9. 娘の幸は同じ厨房にいた鈴木という男に引き取られ、育てられていた。
10. 幸はその後、結婚し、充を出産する。しかし、先述の通り、火事で死んでしまい、充は鈴木の息子である太一が面倒を見ることに。そして、その太一がすずらん園の園長であった。

以上のことをみつるはレシピ探しの旅で聞かされ、充は料理をする上で大事なことを学び、自分で作った料理を美味しいと思えるようになった。
原作と異なる部分もありましたが、とても良い映画でした。
心が温かくなりました。
思ってた以上に壮大なストーリーだった。

親父は、いいのか?
過去と現在が交わる場面、無理なく繋がる感じが好きだった。
でも様々な人の思いによって現在まで伝わってきたレシピにしては状態が綺麗すぎるな、なんて思ったりも…
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