cinemakinori

僕のワンダフル・ライフのcinemakinoriのレビュー・感想・評価

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)
4.3

どシンプルに良い話!
愛犬家、及び犬好きは間違いなく好きなやつ。


思い返せば
私も実家に居た頃は生まれてから家を出るまでずーっと犬や猫達と共に暮らして居たなぁ〜と、ついついノスタルジーに浸ってしまった。

赤ん坊から幼稚園児まで、祖父のバディだったコッカースパニエルの“エル”
小学校上がりたてに妹が父にねだって仲間入りしたペキニーズの“コロ”
小学校高学年くらいに、親父のドッグコンクール趣味の友としてラブラドールレトリーバーの“ブラック”が我が家に。
↑コイツはマジで賢くて、泥棒を2回も取っ捕まえてくれた勲章犬!

最後は交番に保護され保健所へ連れて行かれそうになっていたビーグル犬と芝犬?の雑種“リキ”
↑【南極物語】に出てくるリキから名前を抜粋したワンちゃん。


私的飼い犬回想はこれくらいにして。

犬好きには堪らないシーンが盛り沢山の本作は、あらゆる犬種がたくさん出てくるのも見どころのひとつ!
個人的にはジャーマーン・シェパードの時のベイリーがむっちゃくゃ好き♡
賢そうな顔立ちと凛とした佇まいがもう堪らん!
もし犬に生まれ変われるなら、ジャーマン・シェパードかドーベルマンとずーっと昔から決めている(←なんの決意やねん)

たまにはこんな老若男女楽しめて純粋に泣ける良作を観るのも心が洗われるような気がして悪くないなぁ。

前半から中盤に至っては、犬が喋るわ(ストーリーテラー)、話がベタ過ぎるわ、展開が早過ぎるわで、一抹の不安を抱いてしまうものの、クライマックスに近づくに連れて、完全にこの世界観に没入し胸が熱くなる演出はなかなか見事で「やられた〜」ってのが率直な感想。
捻くれた視点で批評(かた)る事が野暮ったくなるほどに、クリーンで清々しくとてもワンダフルな犬と人間の幸せ物語。

愛犬家には勿論だが、動物好きにもおすすめしたくなる一本。
cinemakinori

cinemakinori