えみちゃん

僕のワンダフル・ライフのえみちゃんのレビュー・感想・評価

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)
4.8
「最愛の飼い主に会うために、
50年で3回も生まれ変わった犬のベイリー。
すべての人を笑顔に変える、犬と人間の極上のラブ・ストーリー!」

キャッチコピー、この物語をラブストーリーだと言い切った事が素晴らしく好き。

この映画の公開を知ったのが愛犬のチェロを亡くして2週間経った辺り…ストーリーからとてもタイムリーで家族でチェロからのメッセージ?とか言って盛り上がった。

あれからもうすぐで4ヶ月…

父は仕事なので休みのかぶった母と妹と観に行きました

冒頭、仔犬がドーンと画面いっぱいに映し出される
既に3人とも涙が…

犬は亡くなった後虹の橋で飼い主を待つと言う
人間だと心の中で生き続けるなんて言う
実際のところ「その後」の事なんて生きている私達、誰にも分かるはずがない

でも、この物語が本当だとしたら
チェロは私達のもとへ戻ってくる

自分の命を救ってくれた少年イーサンと出会ったベイリーは
「ぼくはこの子から離れない」と決めた

その字幕で既に嗚咽混じり

チェロも私達と会った時そう思っただろうか…

犬目線で進められるストーリー
スクリーンから溢れ出る愛
随所随所に散りばめられた笑い

4回、別の犬に生まれ変わるのだけど「死」よりも「生」にスポットを当てているので暗くなりすぎることもない

犬生は楽しむこと!好きな人を愛すること!

そう感じたベイリー
そこから私が感じたのは
「楽しませてあげるにはどうやって接してあげればいいのか?」
遠回しのベイリーからのメッセージ
犬を飼うことは人間の子を産んで育てるくらい似ている
大事に、大切に、たくさんの愛と覚悟と環境が必要

犬や猫を迎える場所はペットショップじゃない
日本人にももっと気づいて欲しい
10人に1人が保健所から引き取れば殺処分はゼロになると言われているから

そう言うところに関しても国の文化の違いかペットショップは一切出てこない

上映中、私達だけでなく周りの方のすすり泣きも…

最初から最後まで泣きました
優しい気持ちにもなります
ドキドキワクワクもします
笑顔にもなります

感情の奥底を揺さぶられた気分

タイミング的にも私達家族が少しずつでも前を向きはじめた時期だったのでエンディング、チェロを想って会いたくて辛くなるよりも、チェロを思い出して笑顔になれたのも良かった

犬を飼ってる、飼ってたひとはもちろん、犬を好きな人、飼いたいと思ってる人は特にオススメ!
そうでない人も一つの映画として感動出来るはず。

チェロ、ずっと待ってるよ
えみちゃん

えみちゃん