評判良さげなので鑑賞。高評価なのは犬好きの人のハートをキャッチしたからかもと思っていたけれど、やっぱりそうだったという気が…。可愛いワンちゃんたちを愛でる映画で、犬を飼っている（いた）人ならば、感情移入して涙なしには見られない、かな？
自我を持った犬が、命の恩人の少年イーサンに幸せになってもらいたいと、何度も生まれ変わる物語。生まれ変わって様々な飼い主と巡り合ううちに、人間の気持ちが理解できるようになるだけでなく、人生ならぬ犬生の意味を見出していく。
イーサンはナカナカしょっぱい人生を歩んでいる。お父さんは仕事がうまくいかずヤケになり、家庭崩壊。愛犬ベイリーとガールフレンドが支えとなって何とか真っすぐに成長するも、襲いかかってきた不幸になすすべなく、心がひねくれてしまう。
そんなイーサンを心配したベイリーは寿命により死別したのち、3度生まれ変わり、ようやくイーサンを見つける。そして人生に消極的なイーサンの背中を押し、予想通りのラストへ。
ストーリーはベタベタだから、ベイリーが生まれ変わるワンちゃんたちの演技が見どころではないかと。やっぱ、犬って可愛いよなあと、大して犬好きでもない自分が見ても思う。犬は言葉が話せないから、前に飼っていた犬の生まれ変わりだと、人間が勝手に思い込むことはアリなんじゃないかと、映画を見て思った。
●物語（50％×3.0）：1.50
・ベタベタ。警察犬の話が好き。
●演技、演出（30％×4.5）:1.35
・ワンちゃんたちの演技がやっぱりいいっす。
●映像、音、音楽（20％×3.5）：0.70
・犬が可愛く撮れている。
