実家で犬を飼っている。当時、留学中。この映画を見て犬がとても恋しくなった。とても泣けた。何で犬はこんなに可愛くて愛おしいのか。それは従順で見返りのない愛を示してくれることで心から信頼できる存在だからだ。だから、犬の立場に立って気持ちを考えるだけで不憫でかわいそうで泣けてくるのだ。でもこれは人間のエゴであるとも思う。犬の気持ちはわからない、そもそも犬が物事に対して人間同様の気持ちを抱くのかと疑問にも思う。人間が勝手に犬にも人間と同じような気持ちがあると信じきったことでできた映画がこれ。でもこういう映画がいつだってあるのは、人間様様の犬コロへの見方はいつだって不変であり、この人間主導の世界で私たちができる事は家族として犬を精一杯愛する事しかないのだと思う。
