これは面白いぞ。3.11後にはリアルすぎて結構刺さる描写多し。amazon primeだし見て損はなし。前半は人間醜いなあ、嫌やなあって思っていて、でも後半やっぱ人間捨てたもんじゃないなって思わせてくれる。深津絵里さんが徹底して普通の主婦なのも素晴らしいし、小日向文世さんもまあハマり役。変に好かれようとしてないのが、イケメン系には絶対できない（失礼）味。ゾンビ系と同じで、なぜゾンビがうまれたかの説明がないか、大した説明がないのと同じで、今作もそんなに深い説明はないので、その辺は期待しないように。しかし、あんなにケータイ捨てるかな、しかもあんなところに。水の値段とかリアルだったし、銀行もそうだよなあお金出せなくなるし、カードも使えないし、自転車売れるし、そうだよなそうだよなっていうこれはやっぱり日本でしか作れないタイプの映画ではなかろうか。川の水とか俺だったら飲みそう。団地に住んでるのもリアルだよなあ。あと俺の大大大好きな草食系イケメンが途中で出てくるのも高ポイント。多分当時はそこまで売れてなかったのかな？なんかラストの生活感はあれはあれで微笑ましい。
高速道路の使い方とかもよくよく考えるとすごい。
少し離れたところの情報も入らないわけだなあ。
かなりオーソドックスな作りとしてもよくできている。あの救いの現れる瞬間も「なるほど！」と唸らせる。絶望からの希望。素晴らしい。
