予告編は何度も見ていましたが本編はその
期待を裏切らない良質な作品でした
従来の漫然とした生活から原因不明の事態に巻き込まれた家族の苦悩とその中でのユーモアは笑うに笑えないシーンも多くてしっかり堪能出来ました
電気が全て消えてマンションから見える星空の美しさに家族全員が感動するシーンにはこちらも思わず感動させられました
今まで当たり前であった生活が急変して
どうにもならない事態に陥った時、貴方ならどうするという質問を突きつけられている気がしました
ミネラルウォーターが1本2500円というのも驚きましたしそれを全部まとめて600円で買うという主婦の知恵とか豚を追いかけ回すシーンとその後の処理の話とか現代人が滅多にお目にかかれないシーンが満載で他人事とは思えませんでした
ラストに近くで主演の小日向さんが
川から上がり発煙筒を炊くシーンでは
思わず涙も出たりしてそしてあの汽車は
何でしょう
それと何よりも感動したのはそれまでバラバラだった家族が最後に本当の意味で真の家族になっていく過程でしたね
こちらでも南海トラフ大地震が想定されて
いるだけにその時が来た時にはこの映画の
精神が凄く大事になって来るのではと痛感しました
今までの自分達の生活を見直す為にも多くの方に見て欲しいと思いました