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ジグソウ:ソウ・レガシーのsoumaのレビュー・感想・評価

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)
2.5
『さあ、ゲームを始めよう。』
"Let the game begin"

7年ぶりとなるSAWシリーズの最新作。
再びゲームが始まる。

みんな気づいてた?
前作にファイナルって入ってるのは邦題のみで
原題は「SAW 3D」だということに。
つまり
製作会社はファイナルと一言も言ってないということ!
需要がある限り何度でも蘇る!
スクエニの某有名なRPGだって
全然ファイナルじゃないしね。


ここで、題名繋がりで少し原題を考察。
6作目まではきっちりナンバリングをしている。
まるで、題名に特殊な意味を持たせたくないかのように。
無機質な数字を並べているのだ。
しかし、前作で「SAW7」ではなく
「SAW 3D」としたことで意味が付与される。
「SAW 3D」は、正当なシリーズ作品ではなく
実はスピンオフのような立ち位置なのだ。
「SAW 3D」で明かされた正当な後継者は
実はホフマン刑事ではなくゴードン医師だったという
こじつけのような脚本はなかったことにしよう。
そうしよう!笑

さらに言えば
本作は「JIG+SAW」なのであり
1作目の「SAW」から分岐が発生した
新しい後継者の世界線を示唆してる。
なぜなら、ジグソウの行った遺産(ゲーム)は残っているが
遺産を残したのはホフマン刑事やアマンダについてまったく語られないからだ。

結局、言いたいことは「SAW」の設定だけ使った
フレッシュな気持ちで観たほうが
シリーズを知っている人には混乱は少ないと思う。


ここまでいろいろ書いたが
内容自体は残念な結果に。
ゴア表現はかなり控えめなのはいいとして
ゲームの設定が雑すぎたかな。
特に今回バイクを使った大型装置のゲームが用意されているのだが
さっきまで密室の部屋の中になにもなかったのに
突然出現する大型装置に唖然。
近くにドラえもんでもいたのかな?

決め台詞も変更されていたのは個人的にとても残念。
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