留

島々清しゃの留のレビュー・感想・評価

島々清しゃ(2016年製作の映画)
1.0
音楽によって分断されていた人たちが融和するというコンセプトから脚本を捏ね上げ、美しい沖縄離島のロケーションの中で俳優と現地の人が作った映画。
とにかくつまらない。つまらないのはまだ許せてもクライマックスの『島々清しゃ』の三線、太鼓、吹奏楽、ヴァイオリンの演奏にまったくグルーヴ感がなく脱力するほどひどい演奏で評価を一気に下げた。
安藤サクラのキャラクターも変だし、突然内地に帰るというのも『おじいが突然あんなことになって」と言うのもおかし過ぎる。子供達、授業抜け出して楽器持って港に駆けつけるってどーゆーこと?チューバの子は椅子に座って吹いてるし、いつのまにか三線や太鼓の人まで港にいる。なんで?
臭すぎる展開と無理矢理なキャラクター、角替和枝の主人公の女の子に言うデタラメなセリフ、母親のわけの分からん育児放棄と突然の帰郷、死んだ父親の墓前で踊る踊りの中途半端等々、《ギャラクシー街道》よりはマシだが《踊る大捜査線》より落ちる愚駄作でした。

なんかさぁ、いかにも良心作でござい!という顔していて、見てみたら、いたたまれないほどつまらない映画というのは罪深いね。
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