大きな絶望に襲われたあとも、人は日常を生きなければいけません。
苦しみながら、もがきながら。
突然耳が聞こえなくなる主人公。
その恐怖、とまどいが見事な演出で観ている者もいっきに感情移入します。
音の無い世界を受け入れ生活している人たちとのふれあいの中で希望を感じます。ここでも観ている私たちはともに安心していきます。
そして主人公はある行動に出ますが、そこからが特に素晴らしかったです。
どうしようもない切なさで胸がいっぱいになりました。
彼女の歌声が、、、。
彼はその後の日常をどう生きていくのでしょう。
その余韻まで楽しめる素晴らしい作品ででした。