ムー子の部屋

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のムー子の部屋のレビュー・感想・評価

4.1
"聴こえる"ことを当たり前だと思って過ごしてはいけない。
聴こえるって何だろう。聴くって何だろう。
失って気づくものの答えがこの映画の中にある。
しかし、この映画を観た我々は失って気づく前に気づく(はず)。
「聴く、観る、味わう、嗅ぐ、触れる」
五感は健常者にとってはボーッとしていても分かる。だけど、それは本当にちゃんと聴いてるか。大半は聞くことをしているのではないだろうか。聞くと聴くは全く違う。味に関しても同じことが言える。ただ美味しいじゃなくて、味わって味わって何処に魅力を感じるのか、他と比べてどうであるのか、など、きちんと五感を研ぎ澄まして生きなきゃ1秒でも損をする。せっかくの人生が台無しになるかもしれない。
人も所詮動物であって不死身でもなんでもない。ただ、他の生き物に比べて類い稀な進化を成し遂げてきただけ。
自分の身に、いつなにが起こるかわからない。自分は毎日健康だと錯覚してはいけない。今日なんともなくても明日はどうかわからない。
「今日も健康でした。ありがとう。お休みなさい。」1日の終わりに感謝しなくては。