小さい頃母親が家を出、貧しいが優しい父親が突然亡くなってしまう15歳の主人公チャーリー。チャーリーは殺処分が決まった競走馬ピートを連れ、疎遠になっていた叔母に会いにワイオミングを目指す。
チャーリーが競走馬ピートが歩く荒野の何と広大なことか。前途多難ながらも、チャーリーがピートに話しかける声はいつも優しい。
チャーリーは映画全編を通して多くの大人たちに出会う。
映画の冒頭で出会った厩舎のオーナー、デルがチャーリーに対し、食べ方・マナーを注意するシーンがある。チャーリーはまだまだ学ぶことの多い kid なのだ。彼が育って来た環境がここでも伝わって来る。こういうシーンの入れ方が面白いと思った。
旅先では見ているだけで辛く、危ない目にも合うが、親切な人々もいる。レストランの女性など、ほんの数十秒のシーンだが登場意義は大きい。
だが、所詮少年は孤独なのだ。自分の居場所を求め叔母の元へ向かうが、果たして…？
ラスト「高校へ・・・」とチャーリーが尋ねる場面では涙がこみあげてきた。
