おたしん

荒野にてのおたしんのネタバレレビュー・内容・結末

荒野にて(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

広すぎる荒野。
なのに居場所が無さすぎる。

ランニング好きの平凡な少年なのに。
そんなに奪わないでくれ。

クソだけど息子思いのお父さん。
チャーリーにとってただ1人の家族。
デルは仕事をくれたいい奴だけど、
チャーリーにはまだ早かったかな。
そしてピート。
競走馬には愛情持って接したらダメと言われたけど出来なかった。
唯一の居場所だったから。
荒野を一緒に歩いてる時や本音を曝け出せてる時は親友そのもの。
自暴自棄になりかけているチャーリーの生きる希望でもあったのかな。
事故のシーンすごくビックリしたし悲しかったし何故こんなことがと息が止まった。

たくさんの優しい人に出会い、
うまくいかない時は反抗し、
まだまだ子供だと思いました。
仕事してお金を稼ぐ手段を選ぶのは偉いなんて思った自分は甘いですね。

どんなことがあっても乗り越えてきたチャーリーが伯母のところで本音とともに泣き崩れたシーンは涙が出ました。
ついに落ち着ける居場所だと感じたのか。
やっぱりまだまだ子供だ。
ラストシーンの彼は何を思っていたんだろう。
学校に行ってフットボールを楽しんでることを願います。

ウエイトレスになる女は良い女。
父の言葉は正しかったってことかな?笑
おたしん

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