しゅう

安城家の舞踏會のしゅうのレビュー・感想・評価

安城家の舞踏會(1947年製作の映画)
3.6
華族制度の廃止で没落する一家を描いているが、ヴィスコンティの描く貴族の退廃とは違う日本的な地味さながら虚栄心を捨てきれない旧華族の空しさを描いている。
舞踏会での奥行きのある空間の活かし方やパンフォーカスの使い方には上手い描写もあり感心させられる。
滝沢修、原節子、森雅之等の出演者も柄にぴったりの好演。
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