佐々木

四季の愛欲の佐々木のレビュー・感想・評価

四季の愛欲(1958年製作の映画)
5.0
原題「四季の演技」、それがどうなったら「四季の愛欲」になるのか。この挑発的な映題がまず素晴らしい。勝負している。この卓越した下ネタの裏にどれだけ知性と諦観が隠されているかは映画を見れば判る。家族其々の恋愛事情が転がるに連れ性の哀しさが爆発的な笑いに広がっていく。劇場は爆笑の渦。妹役の中原早苗が後半破壊的に笑いを誘う。戦後ファミリーコメディの快作。2016/7/12シネマヴェーラ渋谷。
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