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傷だらけの悪魔のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

傷だらけの悪魔(2017年製作の映画)
3.8
親の都合で田舎の高校に転校した葛西舞(足立梨花)は、ダサいクラスメイトとどこまでも続く田園風景にうんざりしながらも、そこそこ楽しんでいこうと決める。舞の前に、中学時代に同級生だった小田切詩乃(江野沢愛美)が現れる。舞は詩乃のことを覚えていないものの、舞のグループからひどいイジメに遭っていた詩乃は過去の恨みを晴らすため、復讐を決意する。舞は詩乃の策略によって逆にイジメの標的とされる。孤立無援の中、舞はついに反撃を開始するが……。
携帯コミックアプリcomicoで連載中の同名コミックを映画化。
かつてのいじめっ子が、田舎に転校して昔いじめていた女の子と再会し血で血を洗う復讐合戦が繰り広げられるという展開を、中島哲也監督張りのキラキラした加工によるオシャレ映像美で、トイレに顔を突っ込み、クラス中で帰れコールの集中放火、SNSでターゲットの過去を掘り起こし暴露やターゲットの印象を下げる動画を拡散して孤立化させる、文化祭の準備中にターゲットの顔にペンキを塗りたくる、体育館のトイレに閉じ込められおもらしなど残酷でムナクソないじめ描写、クラスの力関係で自分よりも強い奴の意思を忖度していじめなどに無責任に加担したりエスカレートさせたりいじめのターゲットにならないため声高にいじめに抗議出来ないスクールカーストの力関係の恐ろしさ無責任さを絡めて描く「ポップで残酷なガールズバトルムービー」(実際の宣伝文句)。
足立梨花たち若手俳優のかわいいルックスと裏腹な残酷なガールズバトル、クラスメイトのLINEを使っていじめっ子グループの分裂を図ったりいじめっ子グループのリーダー格の男友達を利用して追い込みをかけるなど悪魔のような残酷な復讐劇は、柳下毅一郎氏が映画秘宝2017年度トホホ映画日本映画部門第2位に選んだだけのことはあるムナクソ・ガールズバトルムービー。