このレビューはネタバレを含みます
どうでもいい映画を観たかったので、最近タイムラインで見かけた本作を鑑賞してみました。存外面白かった。
いじめっことかクソだなと言いながら、いじめっこになるキャバ嬢派閥。
ミイラ取りがミイラになりました。
冒頭、ポップな音楽と共に流れる水攻めに半笑い。アレを経て小田切さんの人生が想像以上の荒れ方をしたようです。
そして、突如発作を起こす小田切さん。
あだ名が過呼吸に決定しました。
翌日、岡田の娘が現れます。
馬鹿だけど正面突破しようとする良い奴だったんですが、そう思ったのも束の間、爪が剥げてからというもの、声のデカいムカつく女になります。パペットは洗え。
そして、過呼吸は高橋ヒロムが憑依したように「もっと！もっと！もっと！」を連呼し、フリスクを貪ります。
男子勢もちょこっと活躍します。
大倉くんはチョロいので、利用できました。なんやかんや、ずっと気にかけてくれる良い奴です。
無口くんはモテるそうですが、本名が黒木恩理衣王だそうです。読み方が気になる方は鑑賞してください笑
そして、過呼吸はリストカットを見せつけて喜びます。なんだこいつ、まじやべえな。
「あんたの人生でしょ、人のせいにすんな」は良い台詞ですね。演説のシーンはブーメランやんけと思っていたら、ちゃんと対象に自分も含めていました。偉いぞ。
ただ、お前も！お前も！のところ、大倉くんは許してよ。精一杯やったよ。バファリンより優しかったよ。
エンドロール後にちょい足しシーンがありますが、ただの恐怖映像なので、ご注意ください。
脚本が粗いなーと思う部分はありますが、舐めてかかったところ、なんだか総合的にちょうどいい作品でした。
どうしても物申したいポイントがあるので、最後っ屁で書きますが、セリフとBGMのマスタリングがヘタクソでした。
ちょこちょこセリフが聞き取れないレベルで小さいので、セリフに合わせた音量でスピーカーの調整をすると、不意打ちで轟音のドラムが響き渡ります。
何かの間違いで本作を観ようと思った奇特な方は、音量にご注意を！
