憎んで、憎んで、一番憎んだ奴が勝つ。怒りをそのまま発散してしまえばただのクズ、最悪犯罪者だけど、憎悪や怒りをエネルギーに日々生きるのはいいと思う。いいと思う、しか言えない、自分もそうだから…。
生きていく上での目標を一つ上げるとしたら「幸せに生きること」(ざっくりしてるけど)だと思うけど、憎い奴を殺しても幸せにはならないかな。憎い奴を尻目に、あんな奴みたいな発言はしない、あんな奴みたいに人を傷つけたりしない、あんな奴みたいに汚いことはしない、って反面教師みたいにして、本当に壊してはいけないものを見誤らないで、大事な人と自分を守って生きようって思う。この世で何か大事なものを守ろうとしたら必ず許せないものが出てくると思うから、もう、一生何かを憎んで生きていいと思う。未熟って世間は言うだろうし、本当にそうかもしれないけど、私はそうは思わないです。
新宿は、全てを受け入れてくれる。いい意味でも悪い意味でも。「死にたい」すらすんなり受け入れてくれちゃう。肌感として、新宿では「死にたい」は常識っていうか、突飛な考えではないんだろうなあと。この映画は自殺を否定も肯定もしていて、そういうところがなんか好き。
登場人物の傷み辛みは知る由もない。いろんな事情がある。「死にたい」って言ってるけど解決法が"死"じゃない方がいい人もいるし、そうじゃない人もいる。一緒に生きたい人が「死にたい」って言ったら、「好きにしたらいいけど、私は死んでほしくないな。」と言うことしかできないと思う。その辺の他人が「死にたい」って言っていても何も言えない。