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あゝ、荒野 前篇のhazelのレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)
4.2
主要人物の現在と過去が行き来し、それぞれの傷と、現在の人格になった過程が描かれる
親に捨てられて、慕っていた兄貴分と傷や怒りを共有出来なくなった新次が、建二をアニキと呼んで慕う姿や、初めて人から優しくされた建二が泣いたり、徐々に笑顔が増えていく姿は観ていて切なかった
自殺防止研究会の人たちは気味が悪かったけど、日頃死にたいと言ってる人が、いざ死に直面すると、死にたくないと叫ぶ姿は、人間の本能とこの国の豊かさを感じた
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