もやし

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男のもやしのレビュー・感想・評価

4.3
久々ドイツ映画。

国外にいるナチスのA級戦犯アイヒマンを全力で捕まえようとした検事長の話。てか、アイヒマンは有名すぎて捕まえるのはそんなには難しくないが、焦点としてはドイツで裁けるかどうかということ。
この検事長はそれをすごく大事に捉えていて、そうすることでドイツの価値観が変わると信じていた。
今となってはドイツも自省的雰囲気になってるけど、当時は違ったんだね。
熱い話だ。



当時はお偉方にもナチスの残党が普通にゴロゴロいて、色んな方法で妨害してくるのがとても怖い。
終始誰を信じていいかわからない話で、緊張感があった。


でも、まあ地味な映画かな。
史実を知れたことが一番の価値に感じる程度には地味。
全く飽きさせない作りではあるけどね。


主人公と相棒のように動いてくれた検事との人間ドラマは良かったな。
人が正義を貫くってことがどれだけ難しいのか、ってことを明確に展開で教えてくれる映画。
やっぱり、甘くねえな。
大事を成す人ってのはやっぱり特別だ。
俺は一生何にも成さずにゆらゆら浮かんで人生終わるんだろうなあ笑
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