ホロコーストの中心人物アイヒマンの検挙に執念を燃やした検事長の話。つくりは淡々とはしていますが、事実の重みに圧倒されました。
ドイツは戦後すぐにナチを追放もしくは裁いたものだと思っていたので、ナチの残党がしばらく国の中枢にいたという事実は衝撃でした。そんな敵だらけの中でナチを裁こうとしたバウアーはすごいです。ドイツはこういう人がいたから過去に向き合うことができたんですね。
同性愛が犯罪だったというのもちょっと驚きでした。きれいな女の人と思ったらあの人男だったんですね。
バウアーさんは小野武彦さんに雰囲気が似てて思わずスリーアミーゴスを想像しちゃいました 苦笑。