KO

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男のKOのレビュー・感想・評価

3.1
第二次世界大戦中に数百万人のユダヤ人を強制収容所に移送したゲシュタポ移送局長官アイヒマン。

戦後、逃走し名を変えアルゼンチンに潜伏。西ドイツの検事と、彼に協力したモサドにより身柄を確保され、イスラエルで裁判にかけられ有罪・死刑となった人物。この裁判は当時世界的にセンセーションと論争を引き起こしたらしい。

本作は、戦後十年以上経っても国内に根強く残るナチシンパによる捜査妨害や脅迫に屈せず、執念でアイヒマンを追い詰めた西ドイツの検事バウアー視点から描かれた物語。

自国での逮捕・裁判が困難と判断したバウアーは、国家反逆罪で訴えられる危険を顧みずに秘密裏にムサドに接触、情報を提供しアイヒマンを追いつめていく。

バウアーが信頼した部下に仕掛けられたハニー(?)トラップ。
バウアーの嗜好を含めこのあたりはどこまで史実に基づいているかは、、、正直わかりません。

いわゆる派手目なエンタメ作品ではないんですが、ドキュメンタリーの再現ドラマのように楽しみました。
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