アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」に投稿された感想・評価

水面下でいろんなことが揺れ動く様が描かれています。
複雑な事情が交差した当時の時代背景についてシンプルにわかるように作られていたので、とても見やすかったです。
私の知識がまだまだ足りないので、もっと勉強しようと思います。
主人公演じてる人見た目がもうNHKスペシャル人材だから、、、
gdbsdta

gdbsdtaの感想・評価

3.1
アイヒマンショーの直前までを別の角度から知れる。ナチスの残党が残るドイツで、アイヒマンをひっそりと追い続ける男達の話。捕らえ裁判にかけるという強い執念が感じられた。これみた後にアイヒマンショー見るのもいいだろうな。
レク

レクの感想・評価

4.0
検事長フリッツ・バウアーはどのようにしてアドルフ・アイヒマンを追い詰めたのか。
諜報機関との駆け引き、国家反逆罪の危機、危険を犯してまで突き詰めた正義と尊厳を賭けた闘い。

フリッツ・バウアーがドイツという国の在り方、そして未来のために、ナチスの残党とどう闘い抜いたのかが、静かに力強く描かれる。
歴史を変えることの難しさ、正義を貫くことの厳しさ、これらを同性愛への弾圧と重ね合わせ丁寧に魅せた点も素晴らしい。

フリッツ・バウアーが劇中で語る「ドイツが誇れる偉人たちの誇りは彼ら自身のもので、我々が誇るべきものは我々自身が行う善行のはずだ。」
現在上映中の超絶大傑作『僕たちは希望という名の列車に乗った』とほぼ同年代の作品であり、国家反逆罪など描かれるテーマとも共通する。


フリッツ・バウアー本人の冒頭の語り出し。
「我々ドイツ人にとって、奇跡的な経済復興とゲーテやヴェートーベンを生んだ国であるということは、とっても大きな誇りになっている。
だが、その一方でドイツは、ヒトラーやアイヒマン、そしてそのお仲間を生んだ国であるというのも事実である。
どんな日であっても必ず昼と夜があるものだが、同様にどんな民族の歴史においても陽の部分と陰の部分がある。
私は信じる。このドイツの若い世代ならきっと出来まいことはないのだと。
過去の歴史と真実を知っても克服出来るはずだ。
だが、若い世代に出来てもこれがその親世代となると実に難しいことなのだ。」

全てはここに詰まっている。
ラース・クラウメ監督が映画を通して我々に伝えたいこと、過去と向き合い未来を見据えたメッセージだ。
Rea

Reaの感想・評価

4.0
素晴らしい傑作「僕たちは希望という名の列車に乗った」が現在劇場公開中のラース・クラウメ監督が、本作と密接に関わりがあり、2本立てで上映してくれたらいいのに、と語っていたことをうけて鑑賞しました。2作とも時代は同じ頃、しかし実際にアイヒマンが処刑され、アウシュビッツ裁判が行われるのは「僕たちは〜」より数年後になるんですね。
「僕たちは〜」は青春時代真っ只中の東側の学生たちが、社会情勢に翻弄されながらも自分たちで善悪を判断し、自身の未来の為に闘い抜く話。本作はまさにその社会情勢の元となった戦後の社会に責任のある世代である西側の検事長が、一度は逃げてしまった自分と、ドイツという国の在り方、その未来の為に闘いを挑む話。静かに語られていきますが、壮絶でした。クラウメ監督のこういう空気感、緊張感の作り方はとても好きです。大きく捉えればひとつである物事を、いろいろな視点から見ることの重要さを改めて感じるし、両方観ることで、より深く理解できると思う。
ちなみに「オペレーション・フィナーレ」ではモサドが実際にどうやってアイヒマンを捕らえたかが描かれているけど、それとの対比も興味深い。向こうはアイヒマンの人物像にしても脚色が強く思えるところに違和感を感じていたし捕まえられて良かったで終わるけど、本作を観るとまた違う部分が見えてきますね。
それと「僕たちは〜」でテオのお父さんを演じたロナルト・ツェアフェルトが全く違う役柄を演じているのも良かったです。
いずれにしても「暴政に屈してはいけなかった」と語る検事長の言葉通り、それぞれの立場で体制や権力に屈さなかったその姿を胸に刻みたいと思います。屈さないということはそれだけ犠牲も大きいということだから。
れら

れらの感想・評価

4.0
主人公のバウアー検事長は、ユダヤ人であり、かつドイツ人であるからこその行動だったんだなあ。
比較的静かな映画だと思うけれど、色々なことが含まれていて最後まで興味深く見られた。

冷戦構造の為に、アメリカが西ドイツの元ナチスの検挙に消極的、っていうことがあるんだなあ。

イスラエルの、過去に対する復讐より、今の戦争に勝つことが優先、とか。
そうか、そうかもなあ。
RikaS

RikaSの感想・評価

3.7
戦後間もないドイツの政界中枢部にこんなにナチが残っていたとは。

「過去に目を閉ざすものは現在にも盲目となる」というヴァイツゼッカーのあまりにも有名な言葉は、バウアーのこの奮闘がなければ存在しなかったかもしれない。
Mai

Maiの感想・評価

3.0
ナチス親衛隊中佐アイヒマンをドイツの法廷で裁く為に戦うフリッツ・バウアー検事長の話
papapaisen

papapaisenの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

話が難しく感じた。戦争は終わっても悪い奴らはまだまだはびこってて、それとたたかったひとの話。自分の闇の部分も引き合いに出されてそれでも信念を貫きたたかうことができるか。
フリッツ・バウアーものを2つ続けて見る。第2次大戦後のドイツではこんなにナチの残党が残っていた事に驚く。GHQが来た分日本の方が敗戦処理はうまくいったのではないか?バウアーという人物も初めて知った。最後は少しかわいそうだが。