スーパーギャング団と嫌々つるむ17歳のリディアはうっかりヘマをやらかしてしまい、仲間や警察から追われる身になってしまう。そんなリディアの唯一の頼みの綱は、ムショ暮らしをしていた元犯罪者のリアル「パパはわるものチャンピオン」のジョンだった。娘を守るためならムショに逆戻りになっても構いやしねえよ！な話
私生活で色々問題のあったメル・ギブソンがそのままの役で出てるかのような設定の時点で良いし、ヒゲモジャ、濃い顔、ムキムキ、腕に娘の顔のタトゥーを掘ってる、「古い友人」が多い元犯罪者でサバイバル術に長けているなど、余りにも頼りになり過ぎて最高。娘のリディアは細身でアヴリル・ラヴィーンのようなめちゃめちゃな可愛さに反してギャングとつるんだ挙句にクスリとかもやっちゃう模範的なバカで実に守り甲斐があるキャラ。この設定でどう考えても面白くなる！はず！なのに、なんか中途半端に終わってしまったような印象…？何故や？？追っ手が迫り来る！！みたいな緊張感も少なかったり、途中寄り道が多くて盛り上がりが持続できなかったのはあったかなあ〜
ただこの父と娘の逃避行はかなり良く、最初は金銭の援助だけを目当てにしていたのにだんだんと全てを預けてパパに頼ろうとする娘の心の変化や、たった一人の娘を守るためなら修羅の道に進むことすら厭わないオヤジのカッコよさがありましたね。こういうシチュエーションではハッピーエンドにはならんだろうな〜と思いながら見てるとバイクの二人乗りとかも泣けてきて、その辺りは良かったです（私は単純）。
でももっと無双してくれてもいいのよ！あなたはメル・ギブソンなんだから！
