キム・ヘスがわがまま放題、40間際のトップ女優で結婚に憧れた挙げ句子どもが欲しくなり、相手もいないまま妊娠をでっち上げてしまう本作。
キム・ヘスと言えば、最近ではドラマ『シグナル』のプロファイラー役など知的女子のイメージ。
個人的にはこれまた知的な泥棒を演じた『泥棒たち』のペプシ役が大好き。
そんなキム・ヘスが身勝手かつ１つ２つネジが抜けてる女子を演じます。
韓国のコメディで女子が主役と言えばオム・ジョンファが私の中ではぶっちぎりですが、流石にオム・ジョンファの顔芸には勝てないと言うか、知的な感じが抜けないと言うか、バカ演技は物足りず（笑）
ついでに働き盛りの妊娠というタイムリーなテーマを扱う割には、性差別的な社会批判の領域には深入りせず。
むしろテーマはそこではなくてオーソドックス。ドラマとしては、後半は力技で泣かせにかかる展開となっておりました。そんなベタなと思いつつも、ついつい私も…w
脇を固める俳優陣が素晴らしく、我らが『新感染』の守護神マ・ドンソク先輩が出演。心優しく、綺麗好きなスタイリスト兼マネージャーを演じてしまうので、好感度無双級！
そして、本当に妊娠してしまう中学生役のキム・ヒョンギ。後になって調べたら、『トガニ』の被害者の子なのね〜。子役怖い韓国映画ですから、この子が涙腺攻撃担当します（笑）
あとSJのヒチョルが一瞬出てるw
最後にドラマ『未生』関連情報。
にっくき資源課ハ代理ことチョン・ソクホ、監督役で出演してます〜♪ やっぱり雑な感じでw
そして上司にしたいオ課長ことイ・ソンミン。控えめ生真面目アナウンサーを演じてます〜♪抑えた演技が無駄に映える♪
『コリアンシネマウィーク 2017』今年も地味な良作を届けて頂きありがとうございました。
