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禅と骨のjojoのレビュー・感想・評価

禅と骨(2016年製作の映画)
4.2
先日下関にある映画館「シネマクロール」にある映画を観に行った。

作品のタイトルは「禅と骨」。
なにやら興味がガンガン湧いてくるタイトルだ。

今回は予告編などを一切観ておらず、事前の情報はチラシの画像のみ。

それを見ると監督は「ヨコハマメリー」中村高寛監督。出演者はウエンツ瑛士や永瀬正敏、そしてプロデューサーはあの「私立探偵濱マイクシリーズ」の林海象監督ではないか!さらにチラシのビジュアルが強烈で、これだけ観ると「謎の怪僧と戦う痛快歴史伝奇アクションムービー」に違いないと勝手に想像してしまった。

そして実際に鑑賞したら、あながち間違いではなかったことに驚いた。

今回の映画は京都嵐山・天龍寺の禅僧で日系アメリカ人のヘンリ・ミトワ氏を取材したドキュメンタリー映画。その中で時折ウエンツ瑛士によるドラマパートや、さらにアニメパートまで出てくる実に斬新な構成になっている。

でもこの映画の面白さはその構成だけではない。なんといっても主人公であるミトワさんの超強烈なキャラと壮絶な人生、そしてその姿をひたすら追い続け、なんと撮影開始から8年掛けて完成させた中村監督の執念。それがこの映画の見所である。

その凄さはぜひ実際に作品を観て感じてほしい。

ドキュメンタリー映画好きはもちろん、ドキュメンタリーを日頃観ない方にぜひ観て欲しい超オススメの映画です!
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