ミステリーのような煽りの、ドラマ。
主人公は幼少時父(エド・ハリス)に受けた仕打ちのせいでぐれまくってやさぐれる。世間を賑わせた有名IT企業社長(クリスチャン・スレイター)の妻失踪事件の裁判を傍聴しにいくことで被疑者である夫と自分の父親を重ねていく。
所詮は別人同士で個々の認識が異なって然るべしだしそれぞれの置かれている状況で行動の理由も変わってくる、その理由は他人にはわからない。父と子でも。でも、それが時に推し量ってわかった気になるのが人間なのかなって。
自己の認識の中だけの利己的な主張しか出来ないのは自分を理解してほしいという心理の表れなのかな。だからすれ違う。話し合いは相手の声を聞くということに気付くのって大事。
人間の認知は脳が記憶することによって起きるわけで記憶にはバイアスがかかり自分に都合よくすり替えられる。そのズレた認識をより確かなものとするために事象を偏った方法で情報収集し誤認してしまう。
話はそれたけれど
エド・ハリスさんで一番好きな演技になったし主演の俳優さんも笑顔が素敵で格好良かった。
主人公の心を癒す恋人も作品内ではひっそりと深い事情があると含ませているのも良かった。
旧友、訳ありの恋人と一緒になって自分を見つめ直し父と向き合う愛のお話でした。
恋人のおっぱい綺麗だった。