今、自分は何のために働き、生きているのか…？
福士蒼汰主演、全ての働く人に贈る映画。すごく心苦しいけど、良い余韻に浸れる作品。
◎ストーリー
何となく内定をもらった会社で働くも、上司からのパワハラが続く青山。身も心も疲れ切った彼は、ある日フラフラと電車のホームへ。その時、誰かが青山を止めた。ヤマモトと名乗る剽軽なその男は、一体何者なのか？彼との出会いが、青山の心を解きほぐしていく…
工藤阿須加がとにかく可愛そう。あの会社がマジでどブラックすぎる。「上司の言葉は、神の言葉」なんて社訓がある会社、一刻も早く摘発されてしまえと思う。
とりあえず序盤からブラック企業の実態をまざまざと見せつけられ、猛烈に就活への不安が募りました。辛すぎて、主人公と一緒のところで泣きそうになりました。
でも、ヤマモトの明るい言動と優しい言葉で青山の人生に輝きが戻っていく過程がほんまに素晴らしかった。福士蒼汰の関西弁は結構ムリあったけど( ^ω^ )
働く理由じゃなくて、まず生きてる理由。自分の死で悲しむ人のことを考える。そんな当たり前なことに気づかせてもらえる。
死ぬくらいなら、仕事辞めればいいっていう最終手段としての考えも持っていていいんやって思えた。就職もしてないくせに偉そうに言うなって話やけど、とりあえず心の余裕ができた点でよかった。
一回の面接ごときで悩んでた自分がアホらしくなったのと、自分に何ができるか分からんけど、とにかく働いてみようという意欲が出た。
大学生や就活生が観たら病みそうではあるけど、「何者」と並んで観ておくべき映画やと思う。
