見どころは、福士蒼汰の大阪弁と満面の笑顔。
しかしながら、ベタなりにいい話ながらも、ラストで少しモヤッときてしまった。
ブラック企業を辞めて海外ボランティアになる流れは、流石に頭がお花畑過ぎないだろうかと思いつつも、フィクション故に無きにしもあらずだとは思ったものの、そこに至る流れが、ヤマモトが呼び寄せたからというところに、ゾッとしたものを感じたと言うか。
日本とバヌアツで各々頑張ろうというラストだったのならば、ヤマモトも逆に救われる部分があったのだなと感動をして観終えたと思うのだが、助けることのできなかった純の身代わりに助けた隆をバヌアツに呼び寄せているようにも思えるあのラストだと、優からある種の依存を感じてしまうと言うか。
これで、彼らは本当に前に進むことができたと言えるのだろうか。
