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五日物語 3つの王国と3人の女のryoのレビュー・感想・評価

3.9
マッテオ・ガローネが民話を映画化するってよ。ということで、尖った監督の作った尖ったおとぎ話。
展開上当然起こるべきことは当然起こり、起こっていることはそのまま描かれる。
愚かな人はやはり愚かな行動をとり、不運な人はやはり悲劇の道を辿る。
ファンタジーによくある教科書的な善悪のバイアスはなく、人の行為を見つめた物語。
色彩は鮮やかでグロテスク。
とこまでも愚かで残酷で悲劇的な人々の姿を美しく描きだす。
面白いデス。
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