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五日物語 3つの王国と3人の女のキーのレビュー・感想・評価

4.2
2015年のイタリア・フランス合作映画。監督はイタリア人監督マッテオ・ガローネ。台詞は全編英語で、俳優陣は、フランス人、イギリス人、ハリウッドスターです。
3つの王国の物語が、交互に語られるという、一種オムニバス映画。
イタリアの民話を元にしたそれらのストーリーは、時にグロテスクで、時にエロく、時には残酷です。
女王が懐妊したいがためにモンスターの心臓を貪り食う、王様が巨大な蚤を溺愛する、老婆が若返りたいと自ら生皮を剥ぐ、鬼のような大男が軽業師家族を殴り殺す、というホラー的な演出が、133分という長い上映時間の映画を、飽きないものにはしています。
といっても、自分は途中でかなり飽きましたけど。
ターセム・シン監督作品のような映像美にも惚れ惚れさせられはしますが、その芸術性で、妖しい物語が美しい物語となり、結果的に自分はちょっと退屈してしまいました。
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