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Underground Fragrance(英題)のghostboatのレビュー・感想・評価

Underground Fragrance(英題)(2015年製作の映画)
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良かった。ツァイ・ミンリャン『ピクニック』の脚本家の監督デビュー作らしい。一時的に目が見えなくなった青年(移民)とポールダンサーをしながら都会での職探しに奮闘している女の子(移民)が地下アパートで出会う移民ボーイミーツガールもの。都会の孤独を描いた場末のメロドラマ、すなわちロマンポルノ感がとても良かった。地下アパートって舞台が最高なんだが、ときおりカメラも下に添えられて撮られており地下室の場末感がより際立ってた。ワン・ビンの『鉄西区』のサウナシーンを連想。あと中国人はなんで上半身裸で肉体労働したがるんですかね。画面にいちいち極彩色を散りばめたがるセンスが気に食わなかった。

どうでもいいけど、製作に向こうのアンフラが入ってた。
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