雨宮兄弟の過去の掘り下げや長男の登場で彼らの魅力が高まる良い話なのだが、細かい所で物凄い違和感を感じずにはいられない！映像の質もTHE MOVIEの方とは違う。
兄弟の過去はハードだったけど、雅貴が明るく育ってくれて良かったなあ。長男が斎藤工なだけでもなんかおもしろすぎるよ。「壁だと思え」という壁システムの継承は感動もんです。たぶん。
アクションは基本素晴らしいけど、今回の敵は刃物とチャカの使用に躊躇がないし、それを無傷で殲滅していく兄弟の強さにはさすがにツッコミを入れたくなった。雨宮兄弟の両親の墓がキリスト教式だったのも冷静に考えればなかなか不可思議。リトルアジア地区の存在も不自然すぎて笑える。海外(フィリピン)で撮りたかっただけだろあれ！スローモーションで歩くシーンの多用も狙いまくっててほぼギャグ。爆発もいろいろな意味でヤバい。清々しい程に撮りたい画を撮っている。
強く、生きろ！とはそういう事なんでしょう。監督からして嫌な予感がしますけど、まぁキャラは良いしハイローを真に楽しみたいなら避けてはならない作品です。強く、生きろ！
