ももさく

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険のももさくのレビュー・感想・評価

3.8
10万年前、南極にてパオパオに乗った少女と老人が何かをしていた。少女が抜き取った剣はリングとなり水の中へ沈んだ。

10万年後の東京、のび太とドラえもんは暑さでくたばっていた。ドラミちゃんから氷難の相が出てるとドラえもんは言われるが気にもせず南太平洋に浮かぶ巨大な氷山のある所へ行ってしまう。

カーラ(釘宮理恵)ヒョーガヒョーガ星人の女の子。

ヒャッコイ博士(浪川大輔)カーラと遺跡調査をしている。

モフスケ、ユカタン(遠藤綾、東山奈央)パオパオと言うゾウのような生き物。モフスケはモフモフしているからとのび太が名付けた。

オクトゴン(サバンナ八木真澄)タコの石像。

ヤミテム(サバンナ高橋茂雄)ペンギンの石像。

ブリザーガ(平原綾香)古代人が残した動く最強の石像。

他声出演 浅田舞、織田信成他。

氷山→氷河や陸氷が海に押し出され、その先端が分離して形成される巨大な氷塊。

極夜→南北の極圏で、一日中太陽の昇らない状態が続く現象。南極で5月末から、北極では11月末から、それぞれ約1か月半続く。

スノーボールアース→地球全体が赤道付近も含め完全に氷床や海氷に覆われた状態である。

カンブリア大爆発→古生代カンブリア紀、およそ5億4200万年前から5億3000万年前の間に突如として今日見られる動物の「門」が出そろった現象である。

予告で氷漬けにされてるドラえもんを見て何故か面白そうだなと引き込まれた。オープニングで物語を入れ込む作りはドラえもん映画にしては珍しく感じた。wiki見て思ったけどキャッチコピーが多すぎて驚いた。

世界観は氷の世界で、氷で色々な事をしたりもするのがメインだけど遺跡とか出てくるあたりインディジョーンズ的なのやラピュタなんかも浮かぶ。今作はドラえもんの秘密道具がかなり多かったのも楽しいしタイムマシーンじゃない所も新しい。初っ端から氷で作られる夢のような世界観も素敵。

星空、オーロラ、氷の中の空気、氷の透明感、雪蛍は映像的にも美しかった。

パオパオのモフスケ、ユカタンがめちゃくちゃ可愛い!てか名前が可愛いよ!。浅田舞や織田信成は沢山出てくるパオパオの声をやってたって事かな?全然わからなかった。パオパオダンスにも癒された。

氷漬けにされてたドラえもんや所々にある過去との繋がりを感じた時点でドラえもんらしいSFを感じられ先が気になりどうなる?どうなんの?ってワクワクしました。

ドラえもんのあのシーンは、助けてくれたからとかじゃなくて、もう少しのび太じゃなきゃわかんない何かみたいので盛り上げて欲しかった感じもしたけど理由がいらずなんとなくってのがいいのかな…。とりあえずのび太は映画だと優しさだけじゃなくてカッコいいよ。

靴を履く時のシワ、タケコプターを付けた時の効果音も何か新しい感じがした。

終わり方も自分達がした事が輝かしい未来に繋がった感じがして良かったな。

エンディング 平井堅 「僕の心をつくってよ」Mステで織田信成と浅田舞が歌に合わせて踊ってたのを思い出しました。