ドラえもんにしては珍しく、人間ドラマよりストーリーの内容を重視した作品でした。
結構話が込み入っているので、短時間の間に整理すべき情報が多くなってて、小学生以下の子にはちょっと難しいかもと思いました。
舞台背景をあまり掘り下げないのと、徹底した登場人物削減を引き換えに、タイムスリップ物の気持ちいい伏線回収を手に入れた!って言う感じです。
ですんで、今回のゲストのヒャッコイ博士とカーラとドラえもん達との関係性も他人以上になりきれず、劇場版ドラえもんシリーズお約束のお別れのシーンでグッと来ちゃうシーンも、『もうココには来れない』と言う様な後ろ髪を引かれる切なさも無いので期待を裏切られた感もちょっと有ります。
なので、一度見たらもうそれで十分。繰り返し見たくなる様な映画では無かったかなと思いました。