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アメリカのインド映画。
スーシェフだったインド系アメリカ人の主人公、なかなか良い彼女にも巡り合えず、毎日つまらない日々。スーシェフとは「二番手の」シェフ。つまり、副料理長なんていうところだけど、やっぱり作ったものはシェフの手柄になってしまう。でも、新たな店舗を開くという噂があるし、どうやら自分はそこでシェフになれるらしい！期待をしながら毎日スーシェフとして働いていたある日、シェフから「あの店は25歳の若い料理人がシェフになることになった」と。
一体自分と25歳の無名の若造は、何がちがうんだ？
「才能」と言われ、その日限りでスーシェフを退職。
父の経営するレストランは相変わらず人が入らないし、まずいし、継ぐ気にもなれない。
パリに修行をしにいこうと考えつく主人公。そんな時、父が心臓発作で倒れてしまう。大事にはならなかったものの、父はレストランの経営ができなくなってしまった。
主人公はどうにか店を立て直そうとするが、従業員のひとりは衛生面で最低だし、もうひとりは英語が通じないというありさま。ウェイターだけずっと立っているこの不思議な店を、どうにかできないかと考える。
そんな時、スーシェフだった時代に乗ったタクシーの運転手が、そういえばシェフだったという話をしてくれて、名刺もくれたじゃないか！と思い出す。早速探し出し、１日限りのシェフになってもらうことに。
するとなんと、バカ売れ！
でも一つの場所に留まることが嫌いなタクシーの運転手は、もう仕事をしないと言い出して…。
上手い感じにヒロインを作り出して、いい感じに師匠が出来て、しっかり家族愛も感じられる、とっても目も心も満腹になれるほっこり映画。
インド料理だけどフレンチシェフだったからフレンチ風になっている変わったメニュー、そしてアメリカで繰り広げられるインド映画というところが魅力。両親はインド人だけど、アメリカに住んでいるし、インドの言葉は全くといっていいほどわからない！そんな今らしい主人公にちょっと面白さを感じる。ただのインド料理が出てくるとおもったら、大間違い！
