以前、『新感染半島』を観たけど、あまりハマらなかったこともあり、あれ以来、ゾンビ映画には食指が伸びなかったのだけど、純粋にドキドキワクワクを求めて鑑賞。
あと、チェ・グィファね!
もし、これに出てるって知らなかったら、鑑賞はもう少し後になったかも知れない。
なかなか面白かった!
なんたってマブリーが素敵💚
チョン・ユミ演じる奥さんに対する愛情を惜しげもなく表現するところ…好き。
そしてグィファ。
こないだ観た『The NET 網に囚われた男』のスンボムみたいな風貌で登場。なんかビクビクしてて可愛い🧡
あと、お坊ちゃん顔のチェ・ウシクも出ていて、キャストのバランスはとても良い。
会社役員でもあるコン・ユは自分本位な嫌なやつ。娘の方がはるかに人間が出来ている。そんなコン・ユたちは釜山行きの列車の中でゾンビ化した乗客たちと格闘することに。
⚠️ゾンビ三原則⚠️
1. 相手が見えないと襲ってこない
2. 音のする方に動く
3. 基本、上を見ない
コン・ユは頭脳派として、この傾向をいち早く読み取り、対策に活かす。家庭を顧みない単なる仕事バカではないのだ!こういう時にこそ、役に立つのだ!
対するマブリーは武闘派。
いつだって、相手が何であろうと拳で押す!自分の拳を信じるこれまた稀に見る“拳バカ”なのだ!(ごめんね)
そして、ゾンビ一派より憎たらしい“敵”はキム・ウィソンだ。生き残りたいが為に、ゾンビより目をひん剥いて、必死でコン・ユたちを追いやる。
また、乗客をほっぽり出してひとり逃げ出す車掌の姿は、セウォル号沈没事故当時の船長のそれと重なる。
スピード感溢れるエンタメの中に、人の深層心理と剥き出しのエゴ、そして自己犠牲が描かれる。娯楽映画として純粋に楽しませてもらった。