このレビューはネタバレを含みます
スアンが赤ちゃんの頃を思い出すシーン。コン・ユが幸せいっぱいの顔じゃなく、戸惑っているような表情だったのが、ああ、そうなんだろうな、赤ちゃんという生命の神秘や力強さに圧倒されたんだろうな、自分よりも大事なものができたことに驚いたんだろうな、そして昨日のことのようにありありと思い出せるんだろうな、と苦しくなった。そのあと、スアンの足の指さわるとことか、これ、赤ちゃんを初めて近くで見たときに、女でも男でも子どもでも誰でもが経験する「こんなに小さいのにちゃんと爪まである」っていう感動だよね。もう、打ちひしがれた。
