サラリーマン岡崎

新感染 ファイナル・エクスプレスのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

5.0
ただ舞台が「電車」なだけ。
あとは、普通のゾンビ映画。
でもなんでこんなに最高なんだ!!!

それはただただ「電車」に絞ったことにある!
「電車」だからこそある制約に従って生まれるアイデアフラッシュ。
一方向だけの直線空間、網棚、両編成、扉、トイレ、座席、そういった電車の特徴を捉え、電車に絞ったからこそ変な方向には行かずにアイデアを作っていったことが最高につながっている。
だから、「あーここ使うかー」とか思っても見なかったところを使ってマジ感動。

そして、電車という家族、夫婦、恋人、友達、姉妹、そういったいろんな関係の人が集まる空間。
彼らの背景は詳しくは語られないけど、
十分に伝わるようになっている。
シンプルにして語る。

そこで、表現される韓国だからこその「男」のヒーロー感。
9号車から14号車に行かために男3人でゾンビを倒しまくる様はマジで、マジで!かっこいい。
自分しか考えていなかった、弱かった、嫌味あってた俺らが一つになる瞬間!!!
アツい…。
これこそ、単純なヒーロー。

そんな無駄に無駄を削ぎ落としたスーパームービーは本当手に汗握る。
マジで緊張のしっぱなしで、上映後30分は緊張が止まらなかった。

えええ!!!なんて最高!!!
制約の中でアイデア考えるの俺も好き!!!
ぁぁ、もう一回、もう42回見る!!!