“ゾンビマックス 怒りのデス・ゾンビ”
マッドマックスのようなつるべ打ちのアクション、スピーディーなゾンビと怒涛の展開。まさにゾンビマックス!
作り手は観客を楽しませる気しかなくて“映画的面白さ”とは何かを研究し尽くしている。
ヒューマンドラマとしても見事で、終盤は本当に泣かされっぱなし。ゾンビ映画の皮を被った愛の映画です。
ジョージAロメロ監督『ナイトオブザリビングデッド』の頃からゾンビ映画は“社会を映す鏡”と言われているが本作もそうで、列車内での人々の様は韓国社会の縮図そのものであった。
そして漢気が服を着て歩いているかのようなマ・ドンソクは間違いなく2017年のベストガイ!やっぱり男はタフでなきゃいけない!本当に漢気が凄すぎて笑えてくる。
突っ込みどころはあるが、物量と勢いと力業で全てを帳消しにしてしまう大傑作。“行って帰ってくるだけ”がマッドマックス、“行ったら行きっぱなし”が新感染!