韓国国内の各地で謎の感染が広まりつつあり、時を同じくしてソウル発の高速鉄道内でも感染者が現れた。
プサンへ向けて別居中の母親に会いに行く娘と父親は偶然にもその列車に乗り合わせており…といった話。
韓国発ゾンビ映画ということで、多少の不安を持ちつつ観てみたがなかなか面白かった。
主要人物のキャラの濃さが良い。特に妊娠中の妻の夫の強さは異常で、まさか素手でゾンビに向かっていくとは…。ゾンビを持ち上げて列車内の天井へ投げ飛ばすシーンなどは爽快。
高校生カップルの2人も印象的だった。まさかあのような形になるとは。
個人的ゾンビ映画最大のテーマ〝結末の描き方〟だけど、今作に関しては…まずまずといったところ。
登場人物たちのその後はある程度想像できるが、感染自体が今後どうなっていくかなどは一切語られていないあたりはちょっと残念。
妊婦役のチョン・ユミが美しい。惹かれてしまう。